お客様の心の中には、飲みに出かけると楽しいので本当は毎日でも遊びに出たいのだけれど、「お金の無駄遣いはいけない」という戒めが常に働いています。
そこにいくら誘惑の言葉を重ねても、その誘惑に負けまいという心理が働きますので誘惑は成功しません。
そこで必要になるのが、自分自身が誘惑に負けたのではなく、仕方ないから行ってあげる。と自分に言い聞かせる事ができるような口実を与えてあげる事です。
可愛い新人が入ったので遊びにおいで、という誘惑に悪魔の囁きはすぐに乗っかろうとしますが、天使の囁きが簡単にブロックします。
今度の新人は可愛いのだけれど、本採用するかどうか見極めたいのでチェックしてくれないかと言われると、仕方ないなあという心理が働いて天使の耳と目を塞ぎにかかります。
お店が暇なので助けて、ママの誕生日が寂しかったら辛い、女の子が田舎に帰る事になった、ゴルフコンペをしたいけどやり方がわからない・・・
いずれも冷静に考えれば、絶対に店に行かなければならない理由ではありませんが、立派な口実にはなります。
楽しいから来てください。いっぱいサービスします。楽しませます。は実は逆効果で、
本当は来たいんだろ、理由は自分で作って黙って来い。が理想で、それを見せずに理由をさりげなく与えてあげるのが最善策です。
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